MBTI国別ランキング！各国の特徴と割合を完全解説！

2025年8月10日

「私のMBTIタイプって、世界的に見ると珍しいのかな…」
「日本人に多いタイプと自分の性格が違うけど、大丈夫かな…」など、国との関連性が気になった経験はありませんか。

実は、国によって性格タイプの割合には興味深い傾向が見られます。
世界に目を向けて、MBTIの国別ランキングを一緒に見ていきましょう。

この記事では、国ごとの性格タイプの違いや文化との関連性に興味がある方に向け、
– 世界のMBTI国別ランキング
– 日本人に多いMBTIタイプとその割合
– 各国のタイプから読み解く国民性の特徴
上記について、解説しています。

ランキングを知ることは、異文化への理解を深めるきっかけになるかもしれません。
自分や他者への見方が少し変わる、面白い発見もあるでしょう。
ぜひ参考にしてください。

MBTIの16タイプとその特徴

MBTIとは、4つの指標を組み合わせることで、個人の性格を16種類のタイプに分類する自己分析ツールです。
自分の強みや思考のクセを客観的に把握できるため、自己理解を深めるのに非常に役立つでしょう。

なぜ16ものタイプに分類されるかというと、私たちの心の働きや興味の方向が多様だからです。
エネルギーの方向を示す「外向(E)か内向(I)か」、物事の見方を示す「感覚(S)か直観(N)か」、判断の基準となる「思考(T)か感情(F)か」、そして外界への接し方を示す「判断(J)か知覚(P)か」。
これら4つの指標の組み合わせが、一人ひとりのユニークな個性を形作っています。

例えば、冷静沈着な戦略家タイプの「INTJ（建築家）」や、情熱的で人々を惹きつける「ENFP（広報運動家）」など、各タイプには固有のニックネームと特徴があります。
自分のタイプを知ることで、強みを活かしたキャリア選択や、他者との円滑なコミュニケーションに繋げることが可能です。

16種類の性格タイプを詳しく解説

MBTI診断は、4つの心理的な指標を基に、個人の性格を全16タイプに分類する自己申告型の性格検査です。1つ目はエネルギーの方向を示す「外向型（E）／内向型（I）」、2つ目は情報の捉え方に関する「感覚型（S）／直観型（N）」という指標があります。3つ目の「思考型（T）／感情型（F）」は意思決定の基準を示し、最後の「判断型（J）／知覚型（P）」は外界との接し方やライフスタイルを表すものです。これらアルファベットの組み合わせにより、例えば「INTJ（建築家）」や「ESFP（エンターテイナー）」のような個性豊かな16の性格タイプが定義されるのです。これらのタイプはさらに「分析家（NT）」「外交官（NF）」「番人（SJ）」「探検家（SP）」といった4つの気質グループに大別でき、それぞれに特有の価値観や行動傾向が見られます。日本国内では真面目で献身的な「ISFJ（擁護者）」が多いという見解もあるものの、まずは自身のタイプを知ることが自己理解を深める第一歩になるでしょう。

各タイプの特徴と傾向

MBTIの16タイプは、共通の特性から「分析家」「外交官」「番人」「探検家」という4つの大きなグループに分類されます。例えば、合理的で戦略的な思考を持つINTJ（建築家）は「分析家」に属し、全世界の人口比では約2%と希少な存在でした。一方、日本ではISFJ（擁護者）やISTJ（管理者）に代表される「番人」グループが比較的多いという傾向があります。このグループは、伝統や社会秩序を重んじ、真面目で責任感が強いとされる点が特徴でしょう。海外の調査では、情熱的で人との繋がりを大切にするENFP（運動家）がアメリカで多く見られるという結果も。このように、各タイプが持つ固有の気質を理解することは、国ごとの国民性や文化を考える上で興味深い視点を与えてくれます。

世界のMBTI分布と国別の特性

世界のMBTIタイプ分布を見ると、実は国ごとに大きな偏りがあることをご存知でしょうか。
あなたのMBTIタイプは、日本では多数派かもしれませんが、海を渡れば意外なほど少数派ということも珍しくありません。
国ごとの文化や価値観が、人々の性格傾向に深く影響を与えているのです。

その理由は、各国の歴史的背景や社会構造が、人々の思考や判断の基準を形作っているからでしょう。
例えば、個人主義的な文化が強い国では外向的（E）や思考型（T）のタイプが多くなる傾向があり、逆に集団の和を重んじる文化圏では内向的（I）や感情型（F）のタイプが育まれやすいと考えられます。
このように、国民性とMBTIには密接な関係があるのです。

具体的には、アメリカではリーダーシップを発揮するESTJ（幹部）が多い一方、日本では献身的で和を大切にするISFJ（擁護者）の割合が高いと言われています。
このように、国別のMBTIランキングを見ていくと、その国ならではの興味深い特性が見えてくるでしょう。
以下で主要な国のMBTI分布と、その背景にある文化的な特徴を詳しく解説していきます。

世界で多いMBTIタイプはどれ？

世界で最も多いMBTIタイプは、ISFJ（擁護者型）であると言われています。公式機関The Myers-Briggs Companyの調査データによると、ISFJは全体の約13.8%を占め、最も一般的なタイプとして位置づけられています。献身的で他者を支えることに喜びを感じるISFJの特性が、多くの社会で求められているのかもしれません。次いで多いのがESFJ（領事官型）で約12.3%、さらにISTJ（管理者型）が約11.6%と続きます。これら伝統や秩序を重んじるSJ型（番人タイプ）が上位を占めている点は、興味深い事実ではないでしょうか。社会の基盤を支える役割を担う人々が多いことを示唆しています。ちなみに、国や文化によってこの順位には多少の変動が見られます。対照的に、最も少ないとされるのはINFJ（提唱者型）で、その割合は全体のわずか1.5%未満。理想主義的で複雑な内面を持つこのタイプは、非常に希少な存在なのです。

内向型が多い国と外向型が多い国

MBTIの性格傾向には、国ごとに興味深い違いが見られます。例えば、ウェブサイト「16Personalities」が公開したデータによると、内向型（I）の割合が特に高い国はリトアニアで、国民の63.8%が内向型という結果でした。同じく、エストニアやポーランドといった東欧諸国や、私たちの住む日本も上位にランクインしており、比較的控えめで思慮深い国民性がうかがえるのです。対照的に、外向型（E）が優勢な国々には、メキシコやコロンビアといったラテンアメリカの国々が名を連ねました。これらの地域では、人々はより社交的でオープンなコミュニケーションを好む傾向があるのかもしれません。こうした国民性の違いは、気候や歴史的背景、文化などが複雑に絡み合って形成されると考えられており、非常に示唆に富んだデータと言えるでしょう。

主要国のMBTIタイプランキング

国によってMBTIタイプの分布には、興味深い傾向が見られます。
例えば、アメリカではリーダーシップを発揮する「ESTJ（幹部）」が多い一方、韓国では情熱的な理想家である「INFP（仲介者）」が多数を占めると言われているのです。
あなたのタイプは、どの国で多いのか気になりますよね。

このような国ごとの違いが生まれる背景には、それぞれの国の文化や歴史、社会的な価値観が深く関わっていると考えられます。
日々の生活でどのような行動が評価され、どのような人柄が求められるかといった国民性が、人々の性格形成に少なからず影響を与えているのでしょう。
自分の国の傾向を知ることで、新たな発見があるかもしれません。

具体的には、個人主義と成果を重視するアメリカでは、外向的で決断力のあるタイプが多くなる傾向があります。
一方で、集団の和や内面の豊かさを大切にする文化を持つ日本では、韓国と同様に「INFP（仲介者）」が最も多いという調査結果でした。
これは、周囲との調和を重んじる国民性が反映された、非常に興味深い結果と言えるでしょう。

アメリカのMBTI人気ランキング

自己分析ツールとして広く浸透しているアメリカでは、MBTIタイプの人口比率に関するデータも豊富に存在します。Truity Psychometricsが2022年に発表した調査によると、最も多いタイプはISFJ（擁護者）で、全体の約13.8%を占める結果になりました。次いでESFJ（領事官）が12.3%、ISTJ（管理者）が11.6%と続き、責任感が強く社会の基盤を支える役割を担う「SJ型（番人）」が、人口の大半を構成する傾向が見て取れるでしょう。その一方で、最も希少なタイプとされているのがINFJ（提唱者）であり、その割合はわずか1.5%に過ぎません。ENTJ（指揮官）も全体の1.8%と少数派なのが特徴です。もちろん、これは統計上の分布であり、個人の能力や価値を示すものではない点には注意が必要でしょう。

カナダのMBTIタイプ傾向

広大な国土と多文化主義が共存するカナダでは、MBTIのタイプ分布に国民性を反映したような傾向が見受けられます。ある調査結果において、カナダで最も多いタイプはISFJ（擁護者型）で、人口の約13.8%を占めると考えられています。続いてESFJ（領事官型）が約12.3%、ISTJ（管理者型）が約11.6%となっており、社会の安定や秩序を重んじるSJ気質（番人）が上位を占める点は大きな特徴でしょう。これらのタイプに共通する、献身的で他者を思いやる姿勢や強い責任感は、カナダ人の礼儀正しさやコミュニティを大切にする文化の根底にあるのかもしれません。もちろん、これはあくまで統計上の傾向です。INFP（仲介者型）のような理想主義者や、ENTJ（指揮官型）のようなリーダータイプも社会の重要な一員であり、その多様性こそがカナダの魅力の一端を担っているのです。

イギリスでのMBTI分布

イギリスにおけるMBTIの分布を見ると、最も一般的なタイプはISTJ（管理者型）であり、人口のおよそ12%から17%を占めるといわれています。この傾向は世界的に見ても共通する部分ですが、イギリスでは特に顕著な特徴と言えるでしょう。次に続くのはESTJ（幹部型）やISFJ（擁護者型）で、実直さや責任感を重んじるSJ型（番人タイプ）が上位を占める点が興味深いところです。こうした背景には、伝統や規律を大切にするイギリスの国民性が影響しているのかもしれません。逆に、INFJ（提唱者型）やINFP（仲介者型）といった、理想を追求するNF型（外交官タイプ）の割合は比較的少ない傾向にあります。このようなタイプの分布を知ることは、イギリスの社会や文化を新たな視点から理解する一助となるでしょう。

中国のMBTI人口ランキング

中国では近年、若者を中心にMBTIが社会現象ともいえるほどの人気を博しています。特にSNSのWeiboやXiaohongshuでは、MBTI関連の投稿が日々トレンド入りする状況です。複数のオンライン調査データを総合すると、中国で最も多い性格タイプはINFP（仲介者型）であり、全体の15%以上を占めるとの報告もあります。続いてINFJ（提唱者型）、ENFP（広報運動家型）、INTJ（建築家型）といった、内向的（I）または直感的（N）なタイプが上位にランクインする傾向が見て取れるでしょう。この背景には、熾烈な学歴競争や就職難の中で、若者たちが自己のアイデンティティや理想を強く求めるようになったことが影響していると考えられます。一方で、ISTJ（管理者型）やESTJ（幹部型）といった現実主義的なタイプは比較的少ないとされ、内省的な自己探求への関心の高さがうかがえる結果となりました。

韓国でのMBTIタイプの割合

韓国ではMBTIが社会現象ともいえる人気を誇り、自己紹介の定番としても広く浸透しています。2023年に公表された調査データによると、韓国で最も多いタイプは「仲介者」のINFPで、全体の約13.4%を占めるという結果でした。次いでENFP（広報運動家）が約10%、さらにISTP（巨匠）とISFP（冒険家）がそれぞれ8%台で続くのが特徴です。全体では内向型（I）が人口の約55%を占めており、日本と同様に内省的な性格の人が多い傾向が見受けられます。一方で、最も希少なタイプは「指揮官」のENTJで、その割合はわずか2.3%ほどに留まるようです。こうしたタイプの分布は、K-POPアイドルやドラマの登場人物にも反映されており、韓国の若者文化を理解する一つの鍵になるでしょう。

日本人のMBTIタイプランキング

日本人のMBTIタイプで最も多いのは、INFP（仲介者型）だと言われています。
内向的で感受性が強く、独自の価値観や理想を大切にするこのタイプは、あなたの周りにもいるかもしれません。
ご自身のタイプと比較してみると、新たな発見があるでしょう。

この背景には、日本の「和」を重んじ、協調性を大切にする文化が深く関係していると考えられます。
自己主張を強くするよりも、相手の気持ちを察して行動することが美徳とされる社会では、自然と内省的で思いやりのある性格が育まれやすいのです。
これが内向型（I）や感情型（F）の割合が高くなる一因でした。

例えば、職場や学校で自分の意見を言う前に、まず周囲の反応をうかがう方は少なくないはずです。
また、アニメや漫画の主人公に、繊細な心を抱えながらも理想を追い求めるキャラクターが多いことも、こうした国民性を反映しているのかもしれません。
このような文化的な特徴が、日本におけるMBTIタイプの傾向を形作っているのです。

日本で人気のMBTIタイプトップ5

日本におけるMBTIのタイプ別人気ランキングには、特有の傾向が見られます。各種調査で常に上位に挙げられるのが、INFP（仲介者）タイプです。感受性が豊かで理想を追求するこのタイプは、和を重んじ、内省的な文化を持つ日本で共感を得やすいのかもしれません。

続いて2位にはENFP（広報運動家）、3位にはINFJ（提唱者）がランクインすることが多く、創造性や共感力に優れたタイプが人気を集めているようです。さらにINTP（論理学者）やISFJ（擁護者）も上位の常連であり、日本人の特性を反映した結果となっています。

全体として、内向型（I）、直観型（N）、感情型（F）のいずれかの特性を持つタイプがトップ5の多くを占める傾向にあります。これは、個人や内面性を重視する人々が日本に多いことを示唆している一つのデータと言えるでしょう。

少数派の性格タイプとその特徴

日本のMBTIランキングにおいて、特に希少な性格タイプとして知られているのがINFJ（提唱者）で、その割合は全人口の1%未満とも言われることがあります。このタイプは、静かながらも強い信念を内に秘め、他者への深い共感力を持ち合わせているのが特徴です。その複雑な内面性から、周囲に理解されにくいと感じることも少なくありません。同様に、INTJ（建築家）やENTJ（指揮官）も少数派のグループに含まれるでしょう。INTJは独創的で戦略的な思考力を持ち、ENTJは生まれながらのリーダーシップで人々を率いる力を持っています。これらの希少なタイプは、未来を見通す直観的な洞察力と計画性を両立させており、独自の視点で社会に新しい価値をもたらす重要な存在なのです。

MBTIタイプの国別比較と考察

MBTIタイプは世界共通の指標ですが、実は国によってタイプの分布に興味深い違いが見られます。
これは、その国の文化や歴史的背景が、人々の性格形成に深く影響を与えている証拠と言えるでしょう。
ご自身のタイプが他の国ではどのような位置づけなのかを知ることは、自己理解をより深めるきっかけになります。

その理由は、各国が持つ独自の社会構造や価値観が、特定の思考や行動様式を育む土壌となっているからです。
例えば、集団の調和を重んじる文化圏では、協調性の高いタイプが多く見られる傾向があります。
一方で、個人の自由や革新性を尊ぶ社会では、独創的なアイデアを持つタイプが活躍しやすい環境なのかもしれません。

具体例を挙げると、日本では伝統や秩序を大切にする「ISTJ（管理者型）」の割合が比較的高いと言われています。
対照的に、アメリカではリーダーシップを発揮する「ESTJ（幹部型）」や、チャレンジ精神旺盛な「ENTP（討論者型）」が多いという調査結果もあります。
このように国ごとの違いを考察すると、MBTIが文化を理解する一つの面白いツールになることがわかります。

世界平均と日本の違い

世界のMBTIタイプの分布において、日本は特有の傾向を示しています。例えば、ある調査によれば日本で最も多いタイプはINFP（仲介者型）であり、その割合は全人口の約16%にも上るとの結果でした。これは世界的に見ても非常に高い数値で、日本の国民性を反映しているのかもしれません。世界ランキングではESTJ（幹部型）やISTJ（管理者型）など、外向的で現実主義なタイプが上位を占める国も多いのが実情です。それに対して日本では、内向型（I）や感情型（F）のタイプが比較的多く見受けられます。こうした国ごとの違いは、集団の和や内省を重んじる文化的背景が影響している可能性も考えられるでしょう。

日本特有のMBTI分布

日本のMBTI分布には、世界的に見ても興味深い特徴が存在します。特に、ウェブ上の大規模な調査データによれば、日本では「仲介者型（INFP）」の割合が非常に高い傾向が見られます。ある調査では、INFPが人口の約16%を占めるとされ、これは世界でもトップクラスの数値でしょう。この背景には、和を重んじ、内省的な思慮深さを美徳とする日本文化が影響していると考えられています。一方で、伝統的に「管理者型（ISTJ）」も多いとされ、真面目で責任感の強い国民性が反映されているという見方もあるでしょう。欧米諸国では外向型（E）の比率が高い国が多い中、日本では内向型（I）が多数派を占める点が、際立った特徴といえるのです。このように、文化的背景がMBTIの分布に色濃く表れる点は、非常に面白いポイントではないでしょうか。

MBTIに関するよくある質問

MBTIについて調べていると、「自分のタイプは一生変わらないの？」「この診断って本当に当たる？」といった様々な疑問が浮かんでくる方もいるでしょう。
これらの疑問は、MBTIへの理解を深める上で非常に大切なポイントになります。

なぜなら、MBTIは単なる性格診断ではなく、自己理解を深めるためのツールだからです。
結果に一喜一憂するだけでなく、その背景にある理論や活用の仕方を知ることで、より有意義に使えるようになります。
多くの方が抱く疑問には、MBTIを正しく活用するためのヒントが隠されていることでしょう。

例えば、「MBTIタイプは変わる？」という質問があります。
基本的な性格傾向は変わりにくいものの、年齢や経験によって行動パターンが変化することは十分に考えられました。
また、「診断結果が毎回変わる」という場合は、質問に正直に答えていなかったり、その時の気分に左右されたりしている可能性も。
このように、よくある質問への理解を深めることで、MBTIとの上手な付き合い方が見えてきます。

日本で珍しいMBTIタイプは？

日本で最も希少なMBTIタイプは、提唱者型（INFJ）だと考えられています。各種の調査によると、その割合は日本の人口のわずか1%未満とも言われ、極めて見つけるのが難しい存在と言えるでしょう。このINFJに次いで珍しいのが、全体の2%程度とされる指揮官型（ENTJ）や、同じく3%に満たない建築家型（INTJ）です。これらの内向（I）・直観（N）の特性を持つタイプは、協調性を大切にする日本の文化の中では少数派になる傾向が見受けられます。逆に、日本では現実的で周囲との調和を好むISFJ（擁護者型）やESFJ（領事官型）といった感覚（S）・感情（F）タイプが多数を占めるというデータも存在するため、タイプの分布には顕著な特徴があるのです。

性格タイプは男女で異なる？

MBTIの性格タイプにおいて、男女で分布に違いが見られるというデータがあります。株式会社ゲームエイジ総研が2023年7月に日本のZ世代約2,400名を対象に行った調査は、その傾向を具体的に示してくれるでしょう。この調査結果によると、男性で最も多かったのは全体の9.1%を占めたINTP（論理学者型）でした。一方、女性ではINFP（仲介者型）が14.0%でトップという結果が出ています。この違いは、意思決定の際に論理や客観性を重視する思考型（T）と、人間関係や調和を大切にする感情型（F）という指標に顕著に現れていると考えられます。世界的な統計でも、男性にはISTP（巨匠）が多く、女性ではISFJ（擁護者）の割合が高いという報告も。もちろん、これらは統計上の傾向に過ぎず、個人の性格を性別で断定するものではない点には注意が必要です。

文化が性格タイプに与える影響

国によって特定の性格タイプに偏りが見られるのは、文化的な背景が深く関係していると考えられます。例えば、和を重んじる集団主義的な文化が根強い日本では、周囲への配慮や協調性を得意とするISFJ（擁護者）のようなタイプが比較的多く現れる傾向があるでしょう。一方で、個人の意見や自立が尊重されるアメリカのような個人主義の国では、自己表現やリーダーシップが評価されるため、より外向的で自己主張を厭わないタイプが育まれやすいという側面があります。社会がどのような価値観を重視し、どういった行動を評価するかが、人々の自己認識、ひいてはMBTIの診断結果にも影響を与えているのです。計画性を重んじる社会ではJ（判断）タイプが、変化への柔軟性を求める環境ではP（知覚）タイプが、それぞれ社会に適応する過程でその傾向を強めるのかもしれません。このように、性格診断の結果は、その人が生まれ育った国の文化や価値観を色濃く反映するものだと言えます。

同じ性格タイプ同士の相性は？

同じMBTIの性格タイプ同士の相性は、深い共感と強い絆を生む可能性がある一方で、特有の課題も存在します。価値観や思考のプロセスが酷似しているため、出会った初期段階から互いを深く理解し合え、まるで鏡を見ているかのような安心感を覚えるでしょう。例えば、計画を立てることを好むJタイプ（判断型）同士なら、旅行のスケジュールもスムーズに決まるはずです。しかし、この類似性が弱点ともなり得ます。互いに同じ欠点を抱えているため、成長の機会を逃したり、問題を補い合ったりすることが難しいのです。具体的には、柔軟なPタイプ（知覚型）同士だと、どちらも決断を先延ばしにしてしまいかねません。また、理想を追求するNFタイプ同士では、現実的な視点が欠けてしまう可能性が指摘されます。結局、同じタイプであっても個人の成熟度は異なり、互いの短所を認識し、意識的に補い合う努力こそが、長期的に良好な関係を築く鍵となるのです。